悪夢のひまわり。
さっきまで側で遊んでいたミニィがいない。ミニィと呼びかけるといつもは戻ってくるのに音もしない。おかしいと思い、探していると、ヒマワリの種の瓶を入れた藤の家具のなかで何かが動いていた。開けてみると、ひまわりを食べているミニィとこんもりと山になったヒマワリの種の殻が・・・・家具に隙間が空いてるのを気づかずにいたのだ。しかも、瓶はコルクの蓋だった。ミニィは満腹といった風情でケージに帰っていった。
翌日、ミニィが尻尾を必死に嘗めている。変だなと思って見てみると尻尾の真ん中の皮が剥けている！すぐに病院に連れて行くが、皮膚病でもなく原因が分からない。昨日のひまわり事件を話してみると脂肪のとり過ぎで痒くて自分で噛んでしまった可能性もなくはないとの事。私たちはひまわりの食べ過ぎのせいだと信じて疑っていない。
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地上８階のお散歩。
私の留守中の出来事。夫がミニィをケージから出して遊ばせていた時、自分で遊んでいるからと安心してついベランダに出てしまった。夫はあとからついてきたミニィに気がつかず、収納庫から物を出していた。振り返るとそこには、ベランダの手すりに乗っているミニィが！ミニィはてってってと歩いて寝そべった。手を出せば、ミニィが逃げて落ちかねないと判断した夫は、すぐにピーナッツを持ってきて「ミニィ！」と呼んだ。ミニィは好物に目がくらみ、高さに目がくらむ事なく夫に飛び移ってきた。二度とこんな事が無いよう気をつけよう！ by S
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20メートルの大脱走。
これも私の留守中の出来事。二人で留守をするためミニィを実家に預けに行った夫は、玄関先で誤ってケージの扉を開けてしまった。興奮していたミニィはケージを飛び出し、一目散に外へ。外には猫が！慌てて追いかけた夫は猫のえさ箱につられて立ち止まったミニィを確保した。３度とこんな事が無いよう十分気をつけよう。 by S
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部屋に何も無い！落胆の日。
猫は家に着くというが、リスも少なからずそうかもしれない。
引っ越しする事が決まり、部屋の片付けを始めると、ミニィはとたんにソワソワし始めた。私たちが積み上げたダンボールの箱を点検して回る。何かが起こっている事を予感してしるようだ。ミニィの好きだった登り木を分解していると呆然と見つめるミニィの目があった。
いよいよ引っ越しの日、荷物を全部出してしまってから、ミニィに最後の点検をさせた。何も無い部屋を回りあきらめたようにケージに戻ってきた。数日前から、夫が「この森には食料がなくなったから、別の森に行くんだ」と言い聞かせていた事が理解できたようだ。後の心配は、ミニィが長旅に我慢できるかどうかということだけだ。
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辛抱リス800キロ7時間の旅
新しい家に移動当日、果たしてミニィが大人しくしてくれるか不安だった。というのも以前小さいケージに入れるとケージを噛みながら大暴れしていたからだ。しかし、今回は我慢してもらうしか無い。８００kmの長旅だったが、ミニィを側で見る事が出来る新幹線を移動の手段に選んだ。ケージは段ボールで覆い、窓をつけた。真夏だったため保冷剤も欠かせない。いよいよ新幹線に乗車、ミニィは意外にも、少しも暴れる事無くうずくまっていた。新幹線を降りてからの移動も大人しく問題なし。普段の態度から、こんなに聞き分けが良いのが不思議でもありあきれてしまった。別に暴れてほしかった訳じゃないのだが。
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新しい森
新しい家に到着して、ミニィを外に出した。すぐに飛び出たミニィは各部屋を点検。ここにきても、面白そうなものが無い事にちょっとがっかりした様子だ。大きいケージを組み立ててやると、巣に入ってしまった。登り木を組んでやればきっとご機嫌も戻るだろう。そこで、リビングとミニィの部屋に回廊を作ってやる事にした。ミニィは登り木から回廊へと駆け上がり、勢い良く走り回る。疲れると、途中で寝そべって休んでいる。掃除機をかけるとなぜか興奮して、回廊から頭の上に振ってくる。普段は肩の上に降りる事から考えると、掃除機の音で気配が分からない事を楽しんでいるようである。
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