10月08日
順調に体重増加。しかし、急に太り過ぎだろうか。野菜もペレットもよく食べるのでバランスはいいように思う。この頃は殻付きの木の実も好んで食べるようになった。そして、相変わらず何でも齧りたがる。旅先で拾って来た松ぼっくりを与えると1時間齧り続けた。
体重316g
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10月10日 骨折
目を離してしまったすきに、テトが冷蔵庫に登ってしまった。慌てて、キッチンへ向かうとテトも慌てたのか、飛べる距離ではない向かいの食器棚までジャンプした。テトは何処にも引っかからず、そのまま真下へ足からベシッと落ちた。キュゥと鳴いて、ちょっとだけうずくまると右後足を引きずりながら、ケージまで必死で戻っていった。そして、すのこの下に潜り込んで出て来ない。すぐに一番近いリスを見てくれる病院に電話し、タクシーを飛ばした。
診察台のうえにテトを置いて様子を見る。テトはうずくまり痛そうにして、足は腫れ上がっている。若い先生が骨折しているかもしれないが、レントゲンを撮ってみないと解らない、しかし、リスは動くのでそれもむりかも、と言う。ミニィの事があったので、そんな事はない、私が押さえると食い下がると、ネットに入れてレントゲンを撮ってくれた。
しばらくすると院長先生が来て、レントゲンを見て、テトがくる病であり、骨が全体で弱く発達障害であること、右大腿骨が膝のすぐ上で折れていると診断してくれた。手術でピンを入れて固定する必要がある、しかし、リスは動くため、元通り運動出来る程きれいにつく可能性は五分五分である、手術をしなくても、骨はつくだろうがその場合はきれいにつくことはないだろうとのことであった。手術をすれば痛いのは1週間、しなければ、1ヶ月。その言葉に手術を決意した。
麻酔をかける怖さはあった。しかし、テトの元気さに希望をつないだ。
そのままテトを入院させて、病院からは手術日が決まったら電話をする、とりあえず、明日面会時間の13時以降見舞いに来てくれと言われ、辛そうなテトを残し病院を後にした。
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10月11日 手術
13時に病院に行くとなぜか手術は終わっており、院長先生が麻酔も随分前に覚めましたと、ひょうひょうと近づいて来た。
テトは怒っているような、状況が解らないような表情で、足には縫った後があり、赤く腫れていた。昨日から、手術、麻酔の事を思い、重苦しく感じていただけに、目が開いているテトを見て、一気に力が抜けた。
レントゲンを見ながら、2本のピンで固定してある様子を説明してもらい、ひと月はこのまま固定し、これをテトが齧ったり、動いて出してしまわないように気をつけなければならないと言われた。
くる病に関しては、食事の内容は問題ないようなので、サプリメントを使うより、このまま様子を見て、紫外線ライトを毎日あてるようしなさい、と言われた。
説明を聞いてテトのところに戻ると、テトは動いてしまったようすで、盛り上がっていた膝の上部からピンの先が少し出てしまっていた。
先生からはこれ以上ピンを抜かせないよう言われ、ピンが出ている所に塗る薬と抗生剤をもらって、病院で使っていたプラスティックケースにそのまま入れて退院した。
抗生剤をジュースと混ぜて針が無い注射器に入れ飲ませようとしたが、テトは嫌がって手で払いのけ、夫の顔にぶつかった。
麻酔が切れて痛いのだろう、夜は一晩中、新聞をちぎって、がさがさしていた。
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10月12日 骨折3日目
夜眠れなかったせいか、午前中は良く寝た。
食事はバナナ、チーズ、煮干し、リンゴピスタチオ等を食べた。足をついて、体を支えて食べる事が出来ないため、寝たまま、片手で餌入れを持ち、体を支えて口で食べ物を取り、片手で掴んで器用に食べている。
軟膏薬は塗ると痛いのかキュゥと鳴いてすぐ嘗めてしまう。
夕方病院へ行く。術創は問題ないが、ピンが出ているのはあまり良くない、化膿しないように軟膏を一日何回もしっかり塗るように言われた。嘗めるのは良くないが、仕方ないだろうとの事。
今日は痛みが引いたのか、夜はしっかり寝たようだ。
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10月13日 骨折4日目
今日も抗生剤入りバナナを食べさせようとするが、何か入っているのが解るらしく、手を付けない。なでてあげると気持ちがいいのか、じっとしている。昨日まで大人しかったのだが、今日は両足で立って、出して、と暴れた。元気になってくるのはいいのだが、暴れさせないよう、気を紛らすために松ぼっくりなどを入れて、齧らせた。右足で耳を掻こうとしたが、痛いと気づいたのか、途中で止めた。
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10月14日 骨折5日目
栗をあげると、喜んで食べた。
足の腫れは引いたようだが、ピンが出ている周りが赤い。引き続き、軟膏をしっかり塗るよう、病院で言われる。足を動かさないよう言われたが、痛みが無くなって来たせいか、難しい。
体重は290gになった。
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10月15日 骨折6日目
足自体の腫れはない。足を着いて体を支えられるようになった。出して欲しくて上蓋に手をかける。薬を塗ろうとすると、クゥッと鳴いて威嚇して来た。
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10月19日 骨折10日目
今日は朝から、外に出るぞ、という勢いがある。ケージを爪でかりかり引っ掻き訴える。栗をあげてなだめた。
両足で体を支えられるようになったのに、なぜか、相変わらず片手で食べ物を持って食べている。
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10月22日 骨折13日目
気晴らしの松ぼっくりを与えてもすぐにばらばらにして、又壁をかりかり、引っ掻いて、出してと訴える。まだ、出られない、治ってないからと話をすると、じっと聞いていた。手を入れると唸って飛びついて来たが、あま噛みするだけ。しばらくすると、寝てくれた。
傷口にトウが出来ている。ピンの周りの赤みは無くなり、黒ずんでいる。
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